総火演に行ってきた

日曜に本番があるのですが「予行」というのに行ってきました。予行でも本番とほぼ同じみたいで会場は満席になりました。富士の演習場は11時ぐらいまで結構涼しくてすごし易かったです。でも日差しは強いので帽子が無いとやばいです。


映像や本でしか火砲や銃器は見た事がありませんでしたが、今回はじめてみる事が出来ました。ゲームでお馴染みの兵器が出てきて、良いモデルだなあとか、解像度が高いですねとか思った事はないしょです。


展示は前半と後半に分かれていて、前半が各兵器の紹介、後半がそれらの兵器の総合的な運用、実際の使われ方というような感じでした。


標的の距離は400mとか2kmでしたが、OFPやArmAで慣れた距離感よりかなり近く感じました。あの距離感ならもう人間同士の古代の戦いの延長線上というか、槍と投石器が長くなった感じみたいな。結構意表をつかれました。


前半で最も印象深かったのはやはり戦車砲の射撃です。74式戦車の4両*2小隊、8両の一斉射撃は物凄い迫力でした。音圧というか衝撃波が客席まで十二分に届きます。花火の炸裂音に思ったより似ています。大きめの花火の3倍ぐらいの音という感じでしょうか。あんな音がする中ではとても鉄砲撃ったり出来そうもないので、頭をかかえて伏せているぐらいしか出来そうにありません。


後半にやった砲兵、歩兵、戦車が協調した作戦行動の展示は、実際に観てみるとさまざまな事が同時に起きていました。本や映像で観て来た事は断片的なものだったようです。映像でもカメラによって切り取られていますから断片的な感じになってしまいます。全体を俯瞰できたのが良かったです。砲迫の連続射撃で敵の陣地を押さえつつ、戦車部隊が突撃とか、広い視野のなかで自分の目を動かすとそれぞれの状況が同時多発に遷移しているというか。


しかしまあ、もし自分があの敵の陣地で防御していたなら、多分物凄い音と衝撃による恐怖で頭がおかしくなってしまったんじゃないでしょうか。多分、戦場というのは人間には過酷すぎます。