車両と歩兵

今回は車両を含む部隊の運用についてです。戦車やIFV、APCは大きな火力を持っている場合が多いですが、地形によってはあっさりと撃破されてしまいます。大抵これは車両が単独で複雑な地形に踏み込んでRPG等を撃たれる事によります。砲手と車長二人だけで待ち伏せを発見するのはかなり厳しいと言えるでしょう。
これを防ぐには歩兵の協力が不可欠です。(PecaTacでは三人称視点がオフなので余計重要)


では手始めに森林を通り抜けなければならない場合を例に少し考えてみましょう。

機械化歩兵の森林通過


車両一台で森に侵入しても簡単に撃破され、乗車している歩兵も全員死んでしまうので下車させます。
歩兵は車両が側面を撃たれないように車両の前に出て注意深く索敵していきます。森林では発見する前に攻撃を受ける事が多いでしょう。歩兵が前進するすれば敵に発砲を強要できるので位置が分かります。


敵が居たら適宜車両と連絡を取り合って火力支援を受けます。車両の砲に榴弾があれば大きな効果を上げる事が出来ます。

戦闘中に森の奥から敵の車両や歩兵が来るかもしれません。道路上は見通しが良いので車両の武装が有効です。

敵が強大なら森の外まで後退し、防御しても良いかもしれません。

重要なのは歩兵と車両の連携です。歩兵が無理に突出すれば車両の支援を受けられません。

車両の移動


車両が2台いるなら歩兵の交互躍進と同じ事が出来ます。車両の操作も掩蔽物から掩蔽物へ素早く移動を繰り返す歩兵と同じような感じで操作すれば被弾の可能性を下げる事が出来るでしょう。
ただし、対戦車火器を一発食らったら炎上かもしれないのでシビアです。複雑な地形なら歩兵の支援が必要になります。

車両の進路選択


見通しの悪い地形では待ち伏せがあるかもしれないので歩兵に索敵してもらいます。前回書いたように高台に不用意に登ると危険です。車両は失った時の戦力低下が激しいので出来るだけ失わないように気を付けます。


歩兵は小さいので索敵に向き、車両は大きいので目立つが火力が大きい、というのが各々の特徴と言えるでしょう。
この図ではFT1が索敵に成功し、車両が丘陵から砲塔だけ出して火点を潰しています。FT2は左の丘を警戒しています。